星の写真

いつでも
オーロラの写真撮れるように
星の写真撮ってみました。

南半球で見る星座は
あまり見覚えのないものばかり。

少し昔までは
星を見て測量したというから
この時間に
この場所で
この方向に
あの星が見える。
そういうところに自分がいることに感心するわけです。

星の写真は
私は目が悪いので
肉眼で見ているイメージとは
少し違うのですが
きっと目がよい人には
こう見えるのだと思います。

夜の定着氷域のしらせの航跡

しらせの後ろには
ずっと先まで
氷を割った跡がついてきます。

この方向に
南極大陸があり
昭和基地があり
越冬隊３１名が生活があります。

越冬隊はしらせ船上の皆と同じく
オーロラが出ないと思っているのか。
それとも
越冬隊にとっては
オーロラはいつでも見られるから期待していないのか。。。

定着氷域上からお送りします。

しらせは定着氷域にいます。
定着氷域というのは
実際には多少動いておりますが
一面に氷が詰まっており、
名前の通り定着しております。
何年も定着している部分であります。
南極大陸の氷が海のほうへ流れ出している最初の海域です。

その氷の上に一面に雪が積もっております。
その雪が今年はいつもより多かったのでしょう。

しらせが砕いて割った航跡もすぐに凍ったり
大陸のような氷が動いて隙間を埋めてしまいます。

今しらせは往路で割った航跡の付近を復路として選んでおります。
往路の航跡部分はかえって氷が厚くなっているので往路では同じところは選ばないよ
うです。

昭和を出てから好天が続きます。

オーロラはいつ見られるのか。。。

今年はいろいろあったので
オ～ロラにも見放されてしまっているのだろうか…

南十字星は
意外と小さい星座なんですね

天気が良い日が続きます。

帰りのしらせの中で観測隊は何をするのか。
ということですが
海洋上で観測のある人は
しらせが動いている間は常に観測を続けております。
また
私を含む
昭和基地や野外で観測隊の役目を終えている人たちは
基本的に
観測隊としての報告書のまとめや
個人的に南極での活動を発表したりする資料のまとめをしていたり。

それ以外には
しらせ上では往路と同様、時間があります。
天気が良ければ
艦上体育ができるし、
景色や動物などの写真を撮ったり、
しらせのラミング状況を見学したり、
………。。。

今日は
明るいうちに
外のしらせ甲板上に出てみました。

昭和基地に届けられなかった12ftコンテナが
私たちと同じく帰国します。

ラミングがんばっています。

ラミングというのは
一昔前は
チャージングと言っていたようで
どうして言い方が変わったかはわかりませんが
意味は
砕氷航行の時に
割れていない海氷に
バックして前進で
突っ込んでいくことのこと
を指しているようです。

ラミング中の船首の写真では
往路の砕氷跡の横を
復路でラミングしているのが
わかります。

がんばれしらせ！

晴れ続く…けど夜は曇り…

オーロラは夜の曇りが続くおかげで
期待できないので日中の写真を。
それに
動物も出てくる気配がありません。

後は自然。

オゾンホールでみるギラギラ太陽と
定着氷上の雪面にくっきりと出るしらせの影と
氷山の壁。

南極に来る前の
私の南極のイメージは
この氷山の壁が切り立っている感じ。

それを間近で見えると思っていたのだけど
意外と遠くのものとわかりました。。。