しらせに着きました。 [しらせ乗船中]
しらせは定着氷域の真ん中で
静かに我々を待っていたようです。
厚い氷の中で。
しらせ乗組員と52次越冬隊の皆様、
それと先にしらせに戻っていた53次隊夏隊のみんなに
迎えられ
我々を乗せた帰艦ヘリはしらせへ着艦しました。
これで
脱力。
夢の世界から戻ってきた感じ。
ここから
私は丸1日眠りにつきました。
帰艦ヘリから見た定着氷域。 [昭和基地から]
第53次越冬隊の城 [昭和基地から]
越冬隊31人を残して… [昭和基地から]
昨日まで
普通に生活を共にしていた越冬隊31名を昭和基地に残し、
私たち夏隊は飛んでしまいました。
冬訓練の時から考えると
およそ一年前から知り合った面々であり、
昨年7月の隊員室開始からでいえば半年以上同じ職場で働いた同士。
そして、
昭和基地でこの2カ月を夏作業に共に汗を流したメンバー…。
夏作業では大変お世話になりました。
そんな面々と
ヘリに乗る前、
涙涙でよくわかりませんでしたが、
一人一人にあいさつをし、
ひとまずお別れであります。
とにかく
越冬生活楽しんで無事に過ごしていただきたいと願います。
これで本当に
越冬隊はもう31人だけで
この南極の昭和基地で
何があっても一年間生活していかなければなりません。