2/13 夏隊・同行者はしらせへ順次送還

2/14には越冬隊を残し、そのほかの隊員は全てしらせへ戻る予定です。
というわけで
2月に入ってから昭和基地で滞在する必要のないかたから
どんどん…
だんだんとしらせへ戻って行っています。


特に今年は例年と違い
自衛隊ヘリで一気に３０人くらい帰っていくところを
オージーヘリで２・３人ずついなくなっていくという
長くじわじわとしたお別れが進んでいます。

昭和基地は寂しくなっていきます。

2枚目の写真は
自然エネルギー棟前での記念写真の前風景
もうしらせへ帰還する輸送隊員と建築チームとドーム隊建築のメンバーによる
ＣＤのジャケットを飾れるような写真！？

みなさん大変お世話になりました。

2/13 建築隊員による放球

近年、
毎年のように
建築隊員は
しらせ帰還が近くなってくるこの時期
気象棟前放球棟で
上空の気象データの取得のため気象GPSゾンデという風船を
記念に上げています。

今年も夏作業で
気象庁隊員には大いに活躍していただきました。
お世話になりました。

同時に

54次観測隊
設営・建築土木チームの兄さん達
本当に大変お世話になりました。

2/13 VLBIという観測系の仕事を見学しました。

昭和基地
最後の夜となりました。

VLBIという例年やっている観測系のお仕事を見学させてもらいに行きました。

昭和基地を代表するこの球形の建物。
何が入っているのか？
を知ったのは実物を見てから。。。

写真のようなパラボラアンテナの化物のようなものが入っており
(お椀型の直径は１１ｍもある)
球形の容姿はアンテナの保護のためということでした。

このVLBIを行っている時に
このアンテナがいろんな衛星に向かってぐいぐい移動するということで
見学しに来ました。

思ったより素早く動くので
一見の価値ありました。

2/13 昭和基地の夕日

最後の夜ということで
外を出歩いていたら
運良くグリーンフラッシュを見ることができました。

今年は夕暮れになると雲が出てきたりして
期待はしていなかったのですが
最後に見られるとは…。

見られてもカメラで捉えられるかも
期待していなかったのですが

今年のデジカメなかなかやってくれます。

今年立てた
デルタアンテナ方面に日が沈みます。

もうこの夕日も見納めです。

2/13 日が沈みました。

真っ暗にはならないのですが
夜です。

夜に出歩くというのも
あまり記憶にないですが

管理棟の明かりがこんなに暖かそうに思ったのは初めてです。

これから極夜に向かい、
こんなふうに
越冬隊の皆さんを暖かいマイホームのように迎えるのでしょう。



明日昭和基地を発ちます。

2/14 自然エネルギー棟に52〜54次の観測隊員名盤取付。

完成は夢ではありませんでした。

ブリザード後にも問題なくその姿がありました。

木工室の壁に52次、53次、54次観測隊の名盤を取り付けました。

いつか解体されるその日まで残っていてください。

2/14 帰路につく

約14,000キロかけて
約一ヶ月かけて
日本に向かう日がやってきてしまいました。

南極の
昭和の
夏が終わります。

僕の昭和基地体験も
終わりです。

後悔はないといえば嘘ですが
やれることはしたつもりです。

次の方にバトンを譲りたいと思います。

僕がした素晴らしい体験を
毎年これからも
誰かがし続けるのでしょう。

この記憶を大切にしつつ
日本へ向かいます。

2/14 54次観測隊越冬隊による見送り

今日現在
昭和基地にいる隊員は
越冬隊を除いて
１３名。

１〜３名ずつ
順番にオージーヘリに乗り込み
昭和基地から去っていきます。


私は最後の便の３名で飛びます。


一便一便のお別れに
越冬隊の皆さんは
しっかりと挨拶を交わしています。

おそらく
一便ずつ
越冬隊だけが
昭和基地に残る
実感も湧いてくるのでしょう。

きっと
残されるとは
思ってはいないでしょう。
昭和基地に残り、
越冬隊だけでいかに楽しんでやろうか。
考えていることでしょう。

2/14 Aへりから飛び、越冬隊のみんなとお別れ

大変お世話になりました。
越冬頑張ってください。

越冬隊の皆さんの一人ひとりに挨拶をしてヘリに乗り込みました。

なぜ涙が出るんでしょうか

別れが辛いのでしょうか

？

きっと来年
無事に日本に帰ってきてくれるでしょう。
無事に越冬してほしい。
それまでは日本で祈るしかできません。
応援しています。

2/14 コンテナヤード〜Cヘリ付近上空より

オージーヘリが浮き
昭和基地の上空から写真を撮ることができました。

昭和基地見納めです。

コンテナヤードから
Ｃヘリポート付近は
やはり未だ雪が多いですね。